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【第6回】 NHK放送技術研究所
施設見学情報交換会 報告
千葉大学 羽石秀昭
訪問記
日本医用画像工学会は、2008年7月18日(金)に、NHK放送技術研究所(NHK技研)において第6回施設見学情報交換会を開催いたしました。参加者は8名でした。
まず、広報担当の比留間さんから研究所全体の説明をしていただきました。研究所の研究員は多くの場合、各地の放送局で放送業務を数年間経験してから研究所に入っていること、1/3近い研究者が学位(博士)をもっていること、特許収入もかなりの額に上ることなどを教えていただきました。
その後、スーパーハイビジョン、超高感度HARPカメラ、超広コントラストプロジェクター、超高速カメラ、インテグラル立体テレビなどを回り、それぞれ20分くらいずつ説明していただきました。いずれのデモも大変印象的で、参加者からの質問も続出し、ついスケジュールが押しぎみになってしまいました。白黒テレビ、カラーテレビ、ハイビジョン、スーパーハイビジョンと、常に未来の放送方式を研究開発し、かつそれを実現してきている点、特に感銘しました。超高感度HARPカメラについては、国立循環器病センターなど医学系施設との共同研究も実施しているとの説明があり、放送関係にとどまらない研究領域の広がりが感じられました。
以上のとおり、第6回の施設見学情報交換会は無事終了いたしました。大変有意義な見学会となりました。広報担当の比留間さん、当初見学会の相談に乗っていただき見学でもご対応いただいた研究員の金澤さんはじめ、説明してくださった研究員の皆様に、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。