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【第4回】 慈恵医大 総合医科学研究センター高次元医用画像工学研究所
施設見学情報交換会 報告
千葉大学 羽石秀昭
訪問記
日本医用画像工学会は,2007年2月20日(火)に,東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター高次元医用画像工学研究所(以下研究所)において第4回施設見学情報交換会を開催いたしました。参加者は9名でした。
研究所長は鈴木直樹先生で,鈴木先生はじめ数名のスタッフの方から,研究設備および研究内容を説明していただきました。説明いただいた研究開発内容は以下のようでした。
- 触覚を得ながら作業を可能とするバーチャル手術システムの開発
- アトラスシステム「Virtual Anatomia」の製作
- 運動機能をもった全身構造の四次元モデルの作成
- 運動機能を備えた四次元骨格筋モデルの開発
- 設置後人工股関節の状況をリアルタイムに観察するシステムの開発
いずれも非常にインパクトのあるデモでした。個人的にこの研究所の活動には以前より関心を持っておりましたが,まさに百聞は一見に如かず。見学会開催にふさわしい施設といえると思います。技術の高さや設備は,研究所の規模からは想像できないレベルでした。研究開発を自前でやっていること,大学からはほとんどサポートを受けず(建物だけだそうです),独力で研究費を獲得して研究所運営を実現しているとのことに,特に感銘を受けました。
以上のとおり,第4回の施設見学情報交換会は無事終了いたしました。鈴木先生はじめ,見学・説明の労をおとりいただいた研究所の皆様に,この場を借りてあらためてお礼申し上げます。