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【第1回】 福井大学 先端医用画像センター
施設見学情報交換会 報告
仁木登(徳島大学)
福井大学は21世紀COEプログラム「生体画像医学の統合研究プログラム」が進められており、世界最高水準の医用画像分野の研究成果を生んでおります。これらを見学して情報交換をするべく下記のように福井医大米倉教授のご協力の元、仁木幹事らにより企画された。
なお,見学までは福井大学の先端医療画像センター発足記念シンポジウム「新たなる挑戦,画像医学の最先端へ」と合流させて頂いた。
日時:5月30日(月)13時―17時
場所:福井大学(松岡キャンパス)
概要:
13時 先端医療シンポジウム(医学部臨床大講義室)
15時 施設見学
16時 JAMIT情報交換会(センターセミナー室)
訪問記
参加者:学会長、国立がんセンター東病院、山口大、千葉大、東工大、徳島大3名、東芝メディカルシステムズ、島津製作所、横河GEの方など計11名。
参加者一同、福井大学の先端医療画像センター発足記念企画:先端医療シンポジウム「画像医学の最先端へ」を拝聴し、先端医療画像センターを見学させて頂いた。その後に、米倉先生、藤林先生及び高エネルギー医学研究センタースタッフと情報交換会を1時間程度実施しました。約4時間の長丁場でありましたが、時間が過ぎるのを忘れるくらい充実した内容となりました。
先端医療シンポジウムにおける藤林先生の特別基調講演「機能画像医学の展望」は非常にレベルの高いお話であり、特に機能イメージングのマーカに関する研究成果は興味深いものでありました。MDCT、3TMRI、PET-CTの最先端画像診断装置の紹介と利用方法についての説明があり、研究推進に有用な情報となりました。
施設見学会においてはPETセンター(サイクロトロン、薬剤合成装置、カメラ等)及び上記の画像診断装置について担当者から詳細な説明を頂き、日頃なじみの薄い現場のお話が拝聴できました。装置の展開動向、各種撮影法の工夫、装置の管理等、生の声が新鮮でありました。
情報交換会では、高エネルギー医学研究センターの実状紹介やFace to Faceの研究討論は大変有意義なものとなりました。この交換会を通じて今後の進展が十分に期待できる内容となることを強く感じました。後日、米倉先生から本学会を支援して頂けるとの連絡を受けております。
今回施設見学情報交換会を経験し、趣意書の通りに進み始めたことを実感しました。“継続は力なり”と言われています。この企画を5―10年と続けることによって、その中から大きな研究開発の成果が一つ、二つと生まれることを願っています。最後に、米倉先生、藤林先生の高エネルギー医学研究センタースタッフ及び福井大学の関係者に謝意を表します。
(6/27/05)