TOP > 日本医用画像工学会とは > コンピュータ支援画像診断学会 CADM 統合

コンピュータ支援画像診断学会 CADM 統合

日本医用画像工学会とコンピュータ支援画像診断学会は2008年10月統合致しました。2008年8月に開催されました大会シンポジウム「JAMITmeetsCADM:統合に期待されるCAD研究」の予稿集より抜粋を掲載致します。

CADM学会の歴史と使命 長谷川 純一

コンピュータ支援画像診断学会(CADM学会)は,1991年,医用画像の自動診断あるいは診断支援(CAD)技術の開発と実用化の推進を目的に設立され,以来16年間,この分野の専門家集団として活動を続けてきた. その間,大会の開催,論文誌の発刊,ニューズレターの発行などの基幹事業のほか,論文誌の電子化,学会ホームページの開設,関連学会・研究会との合同企画,医用画像データベースの作成と販売,医用画像処理コンテストの実施など,数々の事業に取り組んできた.そのCADM学会が,今年その歴史に幕を閉じ,日本医用画像工学会(JAMIT学会)と統合することが決まった.本稿では,解散・統合に至った経緯を交えながら,CADM学会の歴史と使命について述べる.

イメージングとCAD融合によるJAMITの飛躍 赤塚 孝雄

X線CTの発明に刺激されて1978年に産声を上げた日本医用画像学会(JAMIT)は,‘83年には学会誌を創刊し,医学・工学の領域にまたがる医用画像工学の研究開発の活動に最適な場となるよう努力を続けてきた.画像情報取得は対象システムの解析,理解を目的としていることから,この一連の流れを意識した各段階ごとの技術展開が図られてきた.X-CTやPETなどが中心的話題となっていたものが,PACS,多様なイメージングモダリティ,そして画像診断支援技術と幅が広がってきた.このたび,知的画像診断支援に集中してきたCADMのグループとの合流で,この分野の活動が強く活性化され,これが広く医用画像工学研究に新たな発想を生んで,次の世代を支える科学技術として一層飛躍することが期待される.

CADM アーカイブス

歴代会長

役員

コンピュータ支援画像診断学会大会学術講演会

論文公開

e-ニュースレター

CAD勉強会